唐代の全盛期(618~907年)

漢の後、三国、南晋、南北朝、隋などの時代を経て、李淵が紀元618年に唐朝をうち立てた。李淵の息子の唐の太宗皇帝李世民(626~649年)は一連の見識のある政策を実行し、中国の封建時代の繁栄、隆盛のピークをもたらした。発達した農業、手工業と商業の外に、紡績業、捺染、陶磁器、製錬、造船などの技術にも大きな発展が見られた。全国の水上および陸上の交通も発達し、7世紀60年代頃には中国の勢力はタリム盆地、ジュンガル盆地、イリ川流域でがっちりと根を下ろしたばかりでなく、中央アジアの多くの都市まで勢力が伸び、日本、朝鮮、インド、ペルシア、アラビアなどの多くの国と幅広い経済的、文化的交流が行われた。

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