大衆スポーツ活動の展開によって、国民の体位と健康レベルはたえず向上し、寿命もますます伸びている。「人生七十古来稀なり」とうことわざはすでに時代遅れのものとなっている。というのは、現在、70歳の年齢の人はごく普通の存在になっているからである。1990年から2002年にかけて、中国の人口の寿命は3.25歳伸びて71.8歳に達し、中程度の発達国のレベルに近づくようになった。

国民の体位に対する監督・測定は国のスポーツ関連部門の仕事の１つとなっている。1979年に、政府は学生の体位について大かがりな調査・研究に着手し、1993年から、成人の体位測定を始め、かなり詳しいデータを入手にした。最近、31の省・直轄市・自治区で行われた国民体位測定は3年間も続けられ、2001年10月に完了した。これは1949年以来、規模が最も大きく、カバーする人口が最も多い監督・測定であった。今回の監督・測定の結果が示しているように、中国の農村部の児童、青少年の成長・発育レベルは大幅に向上しており、体の姿勢に関する諸指標の平均伸び率は都市部の同じ年の人のそれを上回っているが、国民の体位のある面においてはなお憂慮すべきものがある。体の機能から見て、40歳以上になると、国民の体の機能が目に見えて低下する趨勢を呈し、肥満化は都市部における青少年の健康に影響を及ぼす重要な要因の１つとなり、成人の体重オーバーもかなり一般的となり、農村の女性の体質状況もそれほど理想的ではない。今回の測定の結果によると、現在、国の関連部門はたえず大衆保健案の制定を準備しつつあり、さまざまな年齢の人々に対し、新たな保健方法と基準を制定し、コミュニティーの保健指導陣を強化することになっている。次の国民の体位に対する監督・測定の仕事は2005年内に完成する予定である。

「チャイナネット」2005年10月28日