朱鎔基総理  澳門は今後、更なる繁栄や安定を続ける


国務院の朱鎔基総理は8日午前、人民大会堂の澳門(マカオ)庁で開かれた第9期全国人民代表大会(全人代)第4回会議のマカオ代表団の審議に出席し、「『第10次五ヵ年計画』要綱についての報告」や「要綱(草案)」に対する代表らの意見を聴取した。

朱鎔基総理は代表の発言を熱心に聴き取った後、「澳門特別行政区が成立してからこの1年余りで、多くの分野で喜ばしい成果を上げた。こうした事実により、『一国二制度』や『澳門人による澳門の管理』、高度な自治という方針の正しさが証明された。何厚カ長官をトップとする特別行政区政府の政治手腕は見事なものだ。中央政府は、今後も何厚カ長官の取り組みを支持していく」と述べた。

朱鎔基総理はまた、「澳門の長期的繁栄や安定、発展のためにプラスとなる社会環境を整えよう。この1年余り、中央政府の支持を受けて、澳門特別行政区政府は様々な措置を施して犯罪者を取締り、社会の安定維持に大きな効果をあげた。ただし治安対策では、常に気を抜いてはならない。中央政府は、澳門特別行政区政府による社会治安改善に向けた取り組みを今後も全力で支持する。中央と澳門双方の警察当局が密接に協力し、大陸を犯罪組織が法的制裁を逃れるための避難地にさせてはならない」と語った。

朱鎔基総理は澳門と祖国大陸の経済協力について触れ、「澳門返還後、澳門と大陸の間の経済交流や協力が盛んになった。こうした協力関係が絶えず進展するよう望んでいる」と話した。