江主席、「人口、資源、環境問題は現代化建設の要」


江沢民国家主席(中国共産党中央総書記)は11日午前、中央人口資源環境工作座談会を主催して、席上談話を発表し、「人材、資源、環境問題の解決は、豊かで安定した国家をつくるために欠かせない。従って21世紀はこれらの活動を確実に強化しなければならない。人材、資源、環境分野ではチャンスだけでなく課題も多いが、党および社会全体が重視し、積極的に参加するとともに、各地や各部門が密接に連携し、一致団結するべきだ」と話し、社会主義制度で人々が力を集中させる時に生まれる推進力を十分に発揮して、これらの分野での活動を新たなレベルへと押し上げてほしいと語った。

江沢民主席はまた、「中国共産党の第15期第5回全体会議で可決された、第10次五ヵ年計画に関する提案では、人口と資源の管理強化、生態建設および環境保護が、研究と解決が急がれる重大な戦略的問題と位置づけられ、厳しい人口抑制の継続、人々の能力の向上および合理的活用、資源の節約と保護、資源の利用率の向上、生態系整備の強化、生態系悪化の防止、環境保護と汚染対策に力を入れる必要があると明記されている」と述べた。

江沢民主席は、「人材、資源、環境問題を解決するための作業は、中国の現代化建設全体に直接関わる問題である。中央政府が明確にした、人口・計画出産における主な任務は、出産率を安定的かつ低水準にコントロールし、人々の素質向上のために努力することが強調されている」と説明し、素質向上は、中国の現代化建設および中華民族の未来にも大きく関わる要素だとの考えを示した。