シンガポールの新聞「連合早報」は11日、の紙面に「日本の歴史教科書は新しい世代を誤った方向へと導くことを目論んでいる」と題する論評を掲載した。
論評は「日本政府は、極右集団の力を借り、「皇国史観」で日本の歴史、特に第二次大戦の歴史を書き直し、新しい世代を誤った方向へと道びくことを目論んでいる」と非難している。
更に、論評は「日本政府は歴史教科書を検定する過程で、日本国内の学者から強く批判され、また、中国や韓国、朝鮮など近隣諸国なども、こうした侵略戦争を美化し、白黒を顛倒させ、歴史事実を改ざんした出版物は正式な教科書にすべきではないと日本に再三勧告して来たにもかかわらず、日本政府は口実を捜して言い逃れてきた。
日本が侵略の歴史を歪曲し、改ざんした教科書を使用して、若い世代を教育すれば、再び誤った方向へと導くことになり、歴史的な過ちの再現を招くことになる」と指摘している。
CRI (2001/4/11)