中国政府、日本右翼による教科書の不利な影響除去を日本政府に要求

中国外務省の章啓月スポークスマンは12日の記者会見で、日本の教科書問題について「日本政府は右翼勢力が編纂したこの教科書内の一部誤った記述を確実に正し、この問題でのアジア諸国人民の厳正なる立場を正視すると共に、効果ある措置を講じて、この歴史教科書による不利な影響を取り除くよう希望する」との中国政府の立場を示した。

章啓月スポークスマンはその中で、「この教科書の一部内容はこれまで正されたものの、その侵略を否認し美化するという基調は変わってはいない。多くの内容はいずれも侵略戦争の性質を極力曖昧にしており、日本軍国主義がアジア諸国人民に与えた深刻な災いに対して反省を示すどころか、さまざまな形でこれを弁明し、その責任を逃れようとしている。これは歴史の事実と人類の良知への公然たる挑発であり、被害を受けたアジア諸国の人民だけでなく、正義を主張する日本人民の感情への侮辱でもある」と強調した。

 CRI 2001/4/12