国務院の李嵐清副総理(中国共産党中央政治局常務委員)は4日、第9期全国政治協商会議第5回会議の教育界部会で、委員から意見や提案を聞いた後、教育活動について次のような演説を行った。
教育活動は社会主義の全局面に関係する問題だ。教育を戦略的重点活動に位置付けるとともに、各級政府は引き続き教育に力を入れ、社会各分野の力を教育に傾け、世界貿易機関(WTO)加盟のチャンスを生かし、教育事業の発展を加速していかなくてはならない。
大学支援の社会化改革を加速させ、大学のカリキュラム調整を行うとともに、教育の質を向上させてより多くの有能な人材を育てていかなければならない。職業技術教育を発展させるためには、有能な労働者と実務的人材の育成に力を入れ、経済発展のニーズに応じていく必要がある。
基礎教育を強化するためには、農村における義務教育の改革をさらに推し進め、適切で有効な措置を講じ、教師に対する給与の支払いを保障しなければならない。またインターネット技術を利用した遠隔教育を展開するなど優れた教育資源を活用し、中部地区や農村に優れた教育サービスを提供していく必要がある。
「人民網日本語版」2002年3月6日