江沢民・中国共産党総書記、国家主席は3月6日、上海代表団のひとりとして、第九期全人代第五回会議上海代表団の全体会議に参加し、代表らと共に政府活動報告を審議した。江主席は次のように語った。
今年は中国の発展において重要な意義をもつ年であり、改革と発展の任務が重い。私達はチャンスを掴み、チャンスを生かし、向上を目指す精神を保ちつづける必要がある。発展をテーマとし、発展によって前進途上の問題を解決しなければならない。これは私達が中国の特色のある社会主義という偉大な事業を推しすすめる基本的な経験となっている。
江主席は今年の活動に言及した際、各クラスの幹部は改革と発展の中で現れた新たな状況、新たな問題を見て取ると同時に、各方面の有利な条件と新しいチャンス、特に眼前にある困難を通じて今後の希望を見て取り、厳しい挑戦の中で新しいチャンスをさがしあてる必要がある。困難と知りながらも前進を止めない勇気をふるい起こす。発展を速める際に、新しいアイデアが伴い、改革を深める際に、新しい措置が伴い、開放を拡大する際には、新しい局面が伴うように努めなければならない。
江主席はさらに次のように語った。上海の発展は全国のサポートから離れることはできない。上海は全国に高品質のサービスを提供する過程で、みずからの発展を速めることができる。WTO加盟後の新しい情勢に応じ、区域的優位性を発揮し、全国の開放・発展のためにサービスを提供しなければならない。全局を念頭に置き、更に対外開放を拡大し、姉妹省・自治区・直轄市と協力を強化する方式を積極的に摸索し、中西部地域の資源・市場の優位性と独自の資金、技術、人材、管理の優位性とを結びつけて、ともに発展し、ともに繁栄することを実現する。
2002/03/07