朱鎔基、貧しい家庭の生活に関心を、住民の収入増、政府職能の転換に力を
 

朱鎔基・中国共産党中央政治局常務委員、国務院総理は3月6日午後、それぞれ、第九回全人代第五次会議の湖南、山西代表団の全体会議に参加して、代表らの政府活動報告についての意見と提案に耳を傾けた。

代表らの発言に真剣に耳を傾けた後、朱鎔基総理は次のように語った。政府活動報告の任務を実施するには、当面、特に三つの重要なことに力を入れなければならない。一、確かに貧しい家庭の生活に関心を示す。強力な措置を講じて、貧しい家庭を助けて生産力を高め、貧困状態から抜け出させること。食糧不足の地域では、食糧によって救済する。都市部では、社会保障諸措置を実施し、特に、「二つの確保」と都市部「最低所得家庭の生活保障」の実施に力を入れる。公務員と教師の給料を遅配してはならない。二、着実に農業を強化し農民の収入増を目指す。当面、最も直接的かつ最も効果的な方法として耕地の樹林への返還を急ぐこと。現在、中国では食糧が供給過剰の局面になっており、このチャンスを掴まなければならない。この面の思想の殻を打ち破って、取り組みの度合いをより一層大きくし、仕事をより着実に推し進める。耕地の樹林への還元を急ぐには、苗木産業の発展を視野に入れるべきで、農村経済構造調整を促進し、合理的に食糧供給と価格を調整するとともに、生態環境をも改良することである。三、着実に政府の職能を転換し、幹部の活動方法を改善する。断固として政府管理に属さないものを自由化させ、経済発展にとって望ましい環境を作り出すことに工夫を凝らす。さまざまな虚偽の報告、ホラを吹く傾向、民力の乱用、「政治的業績を示すためのプロジェクト」、「イメージづくりのためのプロジェクト」の過ちを断固として是正し制止する。

2002/03/07

 

 
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