江沢民主席、両岸の交流を推進、祖国統一の早期完成を促進
 

3月8日午後、江沢民・中国共産党総書記、国家主席は第9期全人代第5回会議台湾代表団の審議に参加した。江主席は次のように指摘した。

できるだけ早く祖国の統一を完成させ、中華民族の偉大な復興を実現することは中国人の願望だ。改革開放を実施してから20年も経ち、中国の近代化建設が重大な成果を上げ、中国人としての誇りを増強し、更に海峡両岸の同胞が統一を求める決心をしっかりさせている。中国政府と人民はできるだけ早く台湾を解放し、祖国の統一を完成させる決心と能力を持っている。

代表らの発言を聴取した後、江主席は次のことを述べた。祖国大陸の発展に伴って、両岸同胞の数年間の努力を経て、両岸の各分野での交流・協力が進展を見せている。平和、安定、発展を求めることは台湾の主要な民意だ。「台湾分離独立」を主張するのは災難をもたらし、祖国の統一を実現すれば、共同で発展、繁栄できる。

世界に一つだけの中国があり、台湾は中国の一部分だ。これは国際社会に認められている事実だ。中華民族の全体利益と両岸同胞の根本的な利益のために、私達はいつまでも「和平統一、一国二制度」の基本的方針を堅持し、今の段階で両岸関係を発展させ、祖国和平統一を推進する8主張を貫く。

「一つの中国」という原則は和平統一を実現する基礎だ。私達が台湾当局に「一つの中国」原則を承認するよう要求することは両岸が一つの国に属し、中国の主権と領土が分割できないことを承認するよう要求することだ。両岸の和平統一を実現するために、できるだけ早く両岸交渉を行うのは私達の一貫した主張だ。2年前に、私は台湾当局が「一つの中国」という原則を承認すれば、両岸対話・交渉を再開できると言ったことがあった。私達は大陸での交渉を歓迎すると同時に、台湾で交渉もできる。私達はこの原則・立場を変えていない。

統一が両岸に有利、「三通(通商、通航、通郵)」が両岸にとって利益だ。両岸の経済交流・協力を大いに広め、両岸の三通を実現するのは両岸経済の共同繁栄に有利、両岸同胞の根本的な利益と一致する。経済のグローバル化の動きと激化している国際競争に対して、両岸の同胞は協力して、両岸が共にWTO加盟のチャンスを掴み、共同で両岸経済貿易関係の発展を推進し、両岸の直接三通を実現する。

台湾同胞は光栄な愛国主義伝統を持ち、両岸関係を発展させるための重要な力となる。私達は台湾同胞が主人公になる願望を十分に理解する。私達は引き続き両岸人員の経済、文化など各分野での交流を推進し、台湾同胞の利益を守る。私達は台湾の各党派、各界人士が私達と両岸関係と和平統一に関する意見を交わすことを歓迎する。

2002/03/10

 

 
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