北京で開催中の第9期全国政治協商会議第5回会議は、3月9日全体会議を開き、13人の委員が社会の安定と祖国の統一などの問題について発言し、李瑞環議長もこの会議に出席した。
委員たちはその発言で、「中国での社会保障制度の整備は社会と経済の発展の需要に尚も遅れをとっていることから、社会保障システムの整備を進んで行い、関連制度の確立と健全化を促し、都市部の貧困撲滅活動を強化しつづけていく」と強調した。
また、委員たちは祖国の統一問題について、「社会制度の違いは祖国を分裂させる理由にはならない」と指摘した上で、海峡両岸の各階層と各界の人々の交流を強化し、祖国の平和統一を実現するため努力するよう呼びかけた。このほか、委員たちは小都市の建設及び大陸と香港企業との協力などについても見解を発表した。
2002/03/11