開催中の第9期全国人民代表大会(全人代)第5回会議からの情報によると、中国人民解放軍は災害救済を軍事訓練の一部分として、今年から軍事訓練と審査の綱要に盛り込んだ。
全人代の代表、上海警備区の張立志政治委員は、中国の軍事システムが災害救済を軍事訓練の内容に盛り込むのはこれが初めてだと語った。
同氏の話によると、これにより、軍隊には今後の災害救済活動でより重要な役割を果たすよう働きかける狙いがある。「災害救済は特殊性を持ち、指導と組織も部隊の作戦指揮と異なる。それを訓練内容に盛り込むのは軍隊が被害者に対する救済の効率を向上させ、被害を軽減することに役立つ」ということである。
各地の代表らはこの措置を高く評価した。
「新華社」 2002年3月14日