代表委員: 制度に立脚点をおいて腐敗を防止
 

 今年の「両会」(全国人民代表大会と政治協商会議)で、腐敗懲罰は代表らの関心を強く引き寄せている。政府活動報告及び最高裁判所と最高人民検察院の活動報告をにらみ合わせて検討した結果、代表らはWTO加盟後、権力使用の規範化、制度化と法制化建設を一層強化し、腐敗問題を根本的に防止しなければならないと語り、権力使用の黒幕を取り除き、腐敗を断固として懲罰するよう呼びかけた。

 廉潔、高効率、実務に励む政府は経済発展と社会安定の保障だ。陳万志代表の話によると、当面中国は社会の転換期に当たり、監督管理の面は空白があり、党の本体を侵蝕し、国と人民の利益に損害を与える腐敗現象がよく現れてきたため、厳しく懲罰しなければならない。

 「人より制度がもっと頼りになる」と、遼寧省監察庁の丁玉学庁長は語った。李利君代表は、腐敗防止には、権力への監督と制約を強化し、根本的に懲罰することが必要だと語り、政治廉潔制度を法制の軌道に乗せ、監督と法律の面の空白を埋めるよう呼びかけた。

 

 「新華社」 2002年3月14日

 

 
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