最も優れた共産党員であることを目指す宋家宝さん


「ポストは変わったが、党員としての身分は変わってはおらず、責任と任務も変わってはいない。本当の党員はどこでも立派に振る舞い、最も優れたものを目指すものである」。天津頂益国際食品有限公司中国共産党総支部書記の宋家宝さんはこのようにして100余人の党員を率いて、経済の分野において模範的な役割を果たし、企業の中堅となり、社長や従業員の信頼を得た。

頂益国際食品有限公司は全国でその名を知られる「康師匠」ブランド・シリーズ食品の台湾業者が投資して設立した企業であり、年間売上収入は10数億元、上納税金額は1億元以上に達する。9年前、宋家宝さんは国営油脂工場から頂益公司に転勤して、国有の工場で身につけた工場をわが家とする精神を台湾投資企業にたずさえて来て、党員としてどこでも、党員の義務と職責を真剣に履行し、やるべきことを立派におこなうといつも自分を律してきた。2年以上の期間に、ほとんど1日も祝日、休日をまるめて休んだことがない。毎日他のものより1時間早く出勤し、他の人たちが出勤した時には、とっくに工場の隅から隅まで見回っていた。雨や雪の日には、たとえ休みの日でも、工場に駆けつけて、設備に問題はないか、扉と窓がきっちり閉められているか見て回った。

宋さんは、頂益公司という近代企業の中で、「こつこつと人民に奉仕する」という精神に頼るだけではダメだと分かった。そこで欧米と日本の大企業の先進的管理の経験を真剣に学び、会社の実情と結び付け、工場区域の環境の数々のよくないところを改善し、百近くの規則制度を制定した。この操業したばかりの企業を秩序だって運営されるようになった。

宋家宝さんの仕事に励む精神と仕事の成果は会社と従業員に認められ、前後して処長、工場事務部経理、工場長、総支配人特別補佐、労働組合主席などの職務を担当することになった。公司の党総支部が発足し、宋さんはその書記に選ばれた。宋さんは、「改革・開放により、台湾の同胞が祖国の大陸に来て投資することを歓迎し、われわれ共産党員の努力によって企業を発展させ、強大にする。これが外資企業で働く党員の本当の意味での存在意義である」と語った。

 1999年に、宋家宝さんは調理工場の工場長として転勤した。インスタントラーメンの業種には「メリケン粉3分、調味料7分」というノウハウがあり、「康師匠」ブランドの最も重要な秘密は調理工場にあった。外資側の信頼はより大きな責任を意味するものである。設備が多く、技術が複雑で、従業員の気持のブレがかなり大きな調理工場では、宋家宝さんは党員の中堅を率いて管理に力を入れ、研究を行い、「康師匠」ブランドのマーケットシェアを向上させ、再度すばらしい業績で台湾の同僚たちの称賛を博することになり、共産党の旗じるしに光彩を添えた。

現在、頂益国際食品有限公司には共産党員が100余人もおり、98%以上が管理のポストにあり、そのうちの5人は経理(社長に当たる)以上の高級職についている。彼らが企業の健全かつ急速な発展のために重要な貢献をしたため、台湾の社長とも仲よく付き合うことができ、公司の党員の身分を公開し、組織の活動も公開するようになった。昨年、「七・一」(7月1日、党創立の記念日)を祝って、頂益公司の党総支部は党員全体を組織して公司の「従業員の家」で記念行事を催し、台湾の社長もこれに出席した。会場には中国共産党の旗がおごそかに掲げられ、百数名の党員がインターナショナルを歌う場面は本当に人びとを感動させるのであった。

「チャイナネット」2002年9月19日

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