ネットでの映画・音楽鑑賞、ゲーム、チャット――中国では国慶節の連休を、ネットで気楽に過ごした人も多かったようである。「ネットレジャー」は中国人の休暇に新風を吹き込んでいる。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
厦門(アモイ)大学法学院生の陳さんはこの休み中、ずっとパソコンのそばにいた。ネットでのゲームと映画鑑賞が彼の休みの過ごし方である。「朝起きてすぐにパソコンに向かい、昼食もデリバリーで済ましています」。
福州大学で中国語学を専攻する王さんも、宿舎に残り、ネットで音楽を聴き、友人とチャットすることを選んだ。「街はどこも人がいっぱいで、外に出て遊ぼうという気にはなりません」と言う。
北京の外資系企業に勤める林さんも、連休を「ネットレジャー」で過ごした一人である。「国慶節の期間は一番人が多い時期で、交通も込み合います。普段仕事で疲れ、やっと気軽な時間が得られたのですから、家でネットをするに越したことはないでしょう」と林さん。「ネットレジャー」を選ぶ理由について林さんは、利便性・匿名性・速さ・情報量などを挙げ、「知りたい情報がすばやく得られる」と語る。
艾瑞市場諮詢公司(アイ・リサーチ)の「中国ネットレジャー交友(出会い系)」調査によると、中国のレジャーとしての出会い系サイトの市場規模は成長しつつあり、2008年には3億2千万元に達する。年間複合成長率は46.1%と予測される。
福州大学社会学部副主任の甘満堂博士は、インターネットはインタラクティブで、匿名性、利便性、速さ、長距離サービスなどの利点があることから、多くの学生や社会人にとってレジャーの一形式となっていると話す。交通の混雑、人の多さなどから、旅行に出かける替わりに「ネットレジャー」で休暇を過ごそうという人が多くなったという。甘博士は「コンピュータとインターネットの普及により、人々の生活がだんだんとネットの影響を受けてきている。ネットレジャーは必ずや、新しい休暇の過ごし方の一つとなるだろう」とした。
「人民網日本語版」2006年10月8日