中国の温家宝総理は18日、海南島で行われているボアオ・アジアフォーラムに出席しているアメリカのブッシュ前大統領と会談した。この際、アメリカの経済がなるべく早く回復することが全世界にとって有益だと示した。

温家宝総理は、ブッシュ前大統領が中米間の建設的な協力関係の発展に貢献したことを積極的に評価した上で、継続して両国関係の発展に積極的に力を発揮するよう期待すると述べた。また、温家宝総理は、「オバマ大統領が就任して以来、中米関係は良好なスタートを切っており、共に21世紀の積極的で全面的な中米協力関係を構築するよう努力する。現在、国際金融危機の深化と蔓延、さまざまな全世界的なチャレンジが増加している情況で、中米は更に幅広い共同利益を有している。双方は互いの信頼を深め、協力を強化し、共に難関を乗り越え、両国や全世界の人々に幸福をもたらす」と語った。

ブッシュ前大統領は、「中国経済の発展状況が良好であることは、中国政府が取った金融危機に対応する各措置が効果を収めたことを表している。米中両国の経済の増大を維持することは、全世界の経済が早期回復にとって極めて重要であり、このため両国は協力と調和を強化すべきだ」と示した。

「中国国際放送局　日本語部」より　2009年4月19日