国際標準化機構(ISO)と国際電気標準会議(IEC)はこのほど、IGRS(Intelligent Grouping and Resource Sharing)基準の国際標準化戦略が重大なブレイクスルーを得たことを明らかにした。長期間にわたる粘り強い交渉と前向きなコミュニケーションが実を結び、米国、日本、韓国、フランス、英国など情報強国各国による支持を得て、IGRの国際標準提案は最新の国際投票で辛勝、中国IGRS基準はグローバル3C(コンピュータ、通信、コンシューマー・エレクトロニクス)共通基準分野で初の国際標准となった。
IGRSは、中国が知的財産権を持つ3C共通基準の制定と普及を主要目的として、レノボ(聯想)やTCLなど国内の電子情報大手によって2003年に共同創設された。各級政府部門の指導と支持のもと、4年にわたる発展を経て、IGRSは中国3C共通基準分野で「創設が最も早く、発展が最も速く、産業化が最も確実な」標準組織・産業連盟となった。中国IGRS基準は中国3C共通基準分野で初の業界基準・国家基準で、ISO とIECが2006年7月に正式プロジェクトとして認定、情報産業部と建設部が国家推薦業界基準と国家基準にそれぞれ採用した。
IGRS基準は、その制定・完備作業と同時進行で、法人会員100社による産業化も進められてきた。IGRSデスクトップPC、IGRSノートパソコン、IGRSテレビ、IGRS携帯電話、IGRS映写機など約30種類の各ブランドIGRS商品が市場で発売されており、2007年末までの販売量は累計500万台を上回る見通し。
「人民網日本語版」2007年12月3日 |