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中国とチリ、自由貿易区サービス貿易協定に調印
発信時間: 2008-04-14 | チャイナネット

中国の胡錦涛国家主席とチリのバチェレ大統領の立会いのもと、中国商務部の陳徳銘部長とチリのカラベレン副外相は海南省の三亜市で4月13日、それぞれ両国政府を代表して、『中華人民共和国政府とチリ共和国政府の自由貿易協定のサービス貿易に関する補充協定』(即『中国・チリ自由貿易区サービス貿易協定』)に調印した。

中国・チリ自由貿易区サービス貿易に関する交渉は、2006年9月に、呉邦国全国人民代表大会委員長とバチェレ大統領が共同で始動させたものだ。その後、中国・チリ両国は、サービス貿易協定の具体的条項や、開放承諾表などの内容をめぐって6回の交渉をかさね、先般基本合意に達した。

協定では、中国のコンピュータ、管理・コンサルティング、不動産、採鉱、環境、スポーツ、空輸など23の分野や、チリの法律、建築設計、エンジニアリング、コンピュータ、研究・開発、不動産、広告、管理・コンサルティング、採鉱、製造業、リース、教育、環境、旅行、スポーツ、空輸など37の分野を、各自のWTO加盟時の承諾を基礎に一層相手方に開放する。

この協定は、中国とラテンアメリカ国家との間で締結した最初の自由貿易区サービス貿易協定であり、中国・チリ関係史上の新しい一里塚にもなる。協定の調印は、両国のサービス市場の一層の相互開放の促進、相互補完、国際競争力向上にプラスとなり、さらに投資環境の改善、ビジネスチャンスの創出、取引コストの引き下げ、両国の企業間と国民により多くの利益をもたらすうえで役に立つ。また両国の全面的協力パートナー関係のさらなる発展を促す上で、大きな役割を果たすことになると見られている。

2005年11月18日、韓国のプサンで開催されたAPEC非正式首脳会議では、中国・チリ両国が二国間のモノの貿易の自由化を中心内容とする『中国・チリ自由貿易協定』に調印した。同協定は2006年10月1日に正式に実施され、極めて良い成果が得られている。

2007年の中国・チリ二国間貿易額額は、前年比65%増の147億ドルに達し、中国のチリからの輸入額は103億ドル、チリへの輸出額は44億ドルと、前年に比べてそれぞれ79%、42%の大幅増になっている。

「チャイナネット」2008年4月14日

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