北京金融街の一角

北京市党委員会と市政府は、『首都金融業発展の促進に関する意見』を出し、首都の金融業の位置付けと業務目標は、北京を国際影響力のある金融センターにすることであると明確にした。

これは北京市が初めて市党委員会と市政府文書の形で出した、北京金融業の発展に関する権威的な指導意見である。これまでには北京市発展改革委員会が、関連の提案を提出したことがある。

この文書は北京の金融業発展の全体な構想を打ち出しており、金融業の発展環境の最適化、金融機能区域計画の最適化など、10の面で具体的な実施案を提起している。また中信証券など、国内の重要な金融機関が企業の登録地を北京に移すことも考えているという。

以前、北京の経済センターの建設や金融センターの構築においては誤解があり、もともと登録地を北京にしていた多くの国内、国際金融機関は、一時ほかの場所に移った。現在、上海や深セン、天津も、全国あるいは地域金融センター建設の目標を掲げており、金融センターの地位をめぐる争奪戦がますます熾烈になると見られている。

「チャイナネット」2008年5月6日