中国税関総署が発表した最新のデータによると、中国の鉄合金の輸出は今年上半期、前年同期比8.5％増の172万4000トンに達したが、成長速度は50％ほど鈍化し、その価値は31億3000万ドルで、72.1％成長だった。「新華網」が伝えた。

　このデータで、欧州連合（EU）への鉄合金の輸出が大幅に減り、その他の主要市場への輸出がそれぞれ成長していることがわかった。EUによる反ダンピングの影響を受け、上半期の鉄合金の輸出は前年同期に比べ8.2％減少したものの、日本への輸出は同7.9％、韓国への輸出は同15.5％、米国への輸出は同25.6％増加した。これら4カ国への輸出量はあわせて123万4000トンにのぼり、全体の71.6％を占める。

　「人民網日本語版」 2008年08月19日