中国国家統計局が10日発表したところによると、8月の消費者物価指数（CPI）は、前年同月に比べて4.9%上昇した。都市部は4.7%、農村部は5.4%、食品類価格は10.3%、非食品類価格は2.1%、消費財価格は6.0%、サービス価格は1.4%上昇した。これで、CPIの上昇幅が4カ月連続で縮小し、同指標が5％を下回ったのは1年2カ月ぶり。

　消費者物価水準は、前月に比べて0.1%下落し、中でも食品の価格は0.4%下落、新鮮野菜は0.1%下落、新鮮タマゴは3.7%上昇した。1月から8月期、消費者物価指数の前年同期比の上昇率は7.3%だった。そのうち都市部は7.0%、農村部は8.0%、食品類価格は18.3%上昇した。

　8月の品目別前年同期比価格変動率は次の通り。

　１、食品類価格は10.3%の上昇。肉・家禽及びその製品価格は8.0% (ブタ肉の価格は1.0%上昇)の上昇、新鮮野菜は0.5%の下落、また、食料は8.0%、油脂類は22.7%、水産品は16.4%、新鮮果物は13%、新鮮タマゴは2.7%、調味料は6.2%の上昇。

　２、タバコ、アルコール、関連製品類価格は3.3%の上昇で、タバコは0.4%、アルコールは8.4%の上昇。

　３、衣服類価格は1.1%下落し、衣類は1.2%の下落。

　４、 家庭設備用品と修理サービス価格は3.2%の上昇。耐久消費財は1.7%、家庭サービスと加工・修理サービスは9.2%の上昇。

　５、医療、保健、個人用品類の価格は2.9%の上昇。

　６、交通、通信類価格は0.2%の下落。

　７、娯楽、教育、文化用品とサービス類価格は0.8%の下落で、うち学費と雑費、幼稚園費は0.3%の上昇、文化娯楽費は1.3%の上昇、旅行価格は0.9%の上昇、文化娯楽用耐久消費財・サービスの価格は7.5%の下落昇。

　８、住居類は7.1%の上昇。

　「チャイナネット」2008年9月10日