中国の不動産価格の伸び率は8月にさらに縮小した。国家発展改革委員会(発改委)と国家統計局が16日に発表したデータによると、同月の全国70大中都市の不動産価格は、前年同期比5.3%の上昇で、伸び率は7月より1.7ポイント低く、前月比ではマイナス0.1%だった。同指標の前月比マイナスは2年ぶり。
新築物件の前年同期比の伸びが高い都市は、海口(16.5%)、銀川(12.4%)、北京(11.7%)、宜昌(11.4%)、岳陽(11.3%)。珠江デルタの3都市は同比マイナスで、深センがマイナス4.1%、広州がマイナス3.3%、恵州がマイナス0.4%と、これらの都市は昨年同時期のレベルを下回った。また70大中都市の中で25の都市の不動産価格は前月に比べて下落し、下落率の大きい都市には広州と深センが含まれている。
中古物件価格の8月の前年同期比伸び率は、7月より2.1ポイント低い3.9%で、中古物件価格低下の速度は新築物件を上回っている。70大中都市のうち8つの都市で価格が下落し、中でも深センはマイナス14.9%で下落率が最も大きい。また21の都市でも前月比価格がマイナスとなり、深センは1.7%の下落率で70大中都市の中でトップだった。
「チャイナネット」2008年9月17日 |