ロシア宇宙飛行士のバレリー・トカレフ氏は、新華社のインタビューで、「中国の宇宙飛行技術の発展は全世界を驚かせている。宇宙遊泳の実施は、その国が宇宙強国になったことを示し、『神舟7号』の宇宙飛行士が行なう宇宙遊泳は、歴史的な意義を持つ」と答えた。

1952年生まれのトカレフ氏は、1997年にガガーリン宇宙飛行士訓練センターに入った。2005年11月と2006年2月に合わせて10時間の宇宙遊泳を行なっている。

トカレフ氏は、「有人宇宙飛行は宇宙飛行史上の一里塚であり、その国の全般的な科学技術のレベルと、世界の宇宙飛行分野でリーダー的な地位にいることを表している」と、中国の宇宙飛行の進歩を評価する。

中国はすでに先進的な有人宇宙飛行技術を掌握している。そして中国は、宇宙飛行技術の速い発展を維持する能力があり、急速に台頭している中国を世界に見せる。

中国が宇宙飛行分野で大きな成果をあげたことに祝意を表したトカレフ氏は、中国には詳しい宇宙飛行発展計画があり、宇宙飛行の技術や理論、実践面で厳格な姿勢を取っていると話し、中国の積極的な取り組みに感心した。

「ロシアと中国は良い隣人だ。中国の宇宙飛行士は、ロシアの宇宙飛行士訓練センターで学んだこともあるし、私も初めて宇宙飛行を行なった後に中国を訪問したことがある。その時の中国の人たちはとても親切で、友好的な様子に私はとても感動した。今回の宇宙飛行任務が成功のうちに遂行されるよう祈っている」

「チャイナネット」2008年9月27日