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温総理、第2回(天津)夏季ダボス会議で演説
発信時間: 2008-09-28 | チャイナネット

2008夏季ダボスフォーラム(第2回夏季ダボス会議)および世界経済フォーラムの新リーダーによる年次総会が27日、天津で開幕した。温家宝総理は開幕式でテーマ演説した。

現在の国際金融が揺れ動いている情勢について、温家宝総理は、「これは、全世界がともに直面している厳しい課題である。中国はより速く安定した経済成長態勢を保ちたい。これは当面の世界経済にとって最大の貢献である」と述べたうえで、「当面の危機に対応するには2つの点が最も重要になる。第1に各国が協力を強化することだ。関係国はいずれも対策を講じなければならない。協力してこそ危機に有効に対応できる。第2に、金融・経済危機が訪れた時、経済学者、企業家、国民、そして国の指導者の自信が特に重要となる」と述べた。

さらに温家宝総理は開幕式でも、「中国は改革開放を堅持し、都市部と農村部の社会保障システムの確立を加速し、全国民が改革と発展の成果を共有できるようにしていく。また対外開放を深め、経済のグローバル化に積極的に参加し、公正で合理的な国際貿易体制と金融体制の確立を推進していく」と述べた。

世界経済フォーラムのシュワブ会長も、「世界経済の情勢は楽観視できないが、中国については自信がある」と述べた。

フォーラムに出席している世界大手企業のCEOらも中国を楽観視し、中国との協力強化を希望している。欧州の航空機大手エアバスCEOのエンダース氏は、「エアバス社は中国の巨大市場をねらって来た。将来の重要な戦略の一つが中国の航空企業との協力だ」と語った。

「中国国際放送局 日本語部」より2008年9月28日

 

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