2008年夏季ダボス会議は28日、天津で終了した。90近くの国と地域から1500人余りの代表が参加し、政治、経済など世界の重要問題について意見を交わした。

クラウス・スクワブ議長は閉会式で、「世界経済が低迷している現在、この会議はきわめて重要な意義がある」とした上で、「世界中の成長企業とニュー・リーダーは責任を持って、金融危機に積極的に対応し、世界経済の回復に力を尽くして欲しい」との考えを示した。

2007年から毎年一回中国で開かれている夏季ダボス会議は、WEF・世界経済フォーラムの創始者であるクラウス・スクワブ氏と中国の温家宝首相の共同提案によって設立されたものだ。世界中の成長企業が成熟した企業と対話し、経験を分かち合うことを目的としている。2009年の夏季ダボス会議は中国北方の湾岸都市、大連で行われる。

｢中国国際放送局　日本語部｣より2008年9月28日