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福建、森林カバー率62.96%に 全国トップ
発信時間: 2008-10-07 | チャイナネット
 生態保護意識の向上や植林活動の活発化に伴い、福建省の森林カバー率は現在、全国トップの62.96%に達している。2003年の森林保護改革実施以前に比べて2.44ポイント増加しており、同省は国内で最も緑豊かな省になった。

 同省は集団森林所有権の制度改革で他省に先行しており、同省林業庁の責任者によると、06年には「分山到戸」(山林の所有権の分配)への改革を基本的に完了させている。「山定権、樹定根、人定心」(山林の所有権を明確にし、樹木を育て、たゆみなく活動する)をスローガンとした森林保護改革は、多くの林業・農業従事者を植林活動に駆り立て、05年から現在までの4年間、省内の年間植林面積は毎年200万ムー(約13万ヘクタール)を超えて改革前の2倍に達した。うち非公有制での植林の割合は82%に達し、植林の「主力軍」となっている。

 07年に同省は省内全域で「種植珍貴樹、建設新農村」(珍しく貴重な樹木を植えて、新しい農村を建設する)活動をスタートした。農業世帯が村、河川、道路、用水路などの周囲や基本耕地以外の荒れ地、乾燥地、傾斜地といった規格外の林業用地を利用して、クスノキやカリン、唐アズキなどの珍しく貴重な樹木を植えることを奨励するとともに、植樹をした人に所有権があり、管理・手入れをする人に利益を受ける権利があることを原則として、こうした樹木の苗木の購入や伐採利用などで優遇政策を適用している。

 「人民網日本語版」 2008年10月07日
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