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中国の輸出が危機的な局面を迎える 
発信時間: 2008-10-10 | チャイナネット

中国社会科学院世界政治経済研究所専門家の張明氏は、8日に発表したレポートで、米国の7000億ドルの金融安定法案の成立は決してサブプライムローン危機の終結を意味しておらず、中国の輸出業は2009年~2010年にはかつてない困難な局面を迎えることになるとの見方を示した

中国社会科学院世界政治経済研究所専門家の張明氏(資料)

中国社会科学院世界政治経済研究所専門家の張明氏は、8日に発表したレポートで、米国の7000億ドルの金融安定法案の成立は決してサブプライムローン危機の終結を意味しておらず、中国の輸出業は2009年~2010年にかつてない困難な局面を迎えることになるとの見方を示した。

7000億ドルの金融安定法案も焼け石に水

米国の7000億ドルの公的資金投入額は、12兆ドルの住宅ローン、62兆ドルのクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)、数百兆ドルの金融派生商品にとって規模は大きいとは言えない。仮にこの7000億ドルがすべて問題の金融機関への資本注入に当てられれば、大きい意味で問題が解決する可能性がある。しかし、この7000億ドルを不良資産の買い入れに当てられるなら、この金融安定法案の効果は極めて限定的になる。

サブプライムローン危機による影響は引き続き拡大し、より多くの金融機関が破綻するかあるいは買収、再編されることになろう。米国の実体経済は大きな後退局面に陥る恐れがある。米連邦準備理事会(ERB)がさらなる利下げに踏み切り、米財務省もより多くの財政資金を注ぎ込むことで、米国の財政赤字はいっそう拡大し、米国債の信用等級の低下やドル安に拍車がかかることになる。

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