デビッド・マコーミック米財務次官は9日、近頃の米国と世界金融市場情勢について、『証券時報』など10数の国内メディアのテレビ電話取材を受けた。マコーミック財務次官はその際、中国は世界の主要な投資者で、世界経済成長のエンジンでもあり、今回の危機で、中国は世界金融市場が直面する多くの問題の深刻化を回避させており、中国経済の持続的発展は世界経済にとって極めて重要であるという見方を示した。
米国政府が一連の市場安定化策を打ち出したにもかかわらず、ニューヨーク株式市場はなお暗闇から抜け出していないばかりか、動揺が激化する傾向にあり、この影響を受けてヨーロッパとアジア太平洋地域の株式市場も動揺しつづけている。マコーミック氏は、今最も重要なのは世界市場の自信回復であり、米国は世界各国の中央銀行と協力し合って市場の安定を確保するつもりであると述べた。
マコーミック氏はまた、世界経済の相互依存の特徴は国際協力を通じて経済成長と市場の安定を維持する上で重要な意味があることを示していると強調した。氏は米国及びその他の国は一致協力して、共同で挑戦に立ち向かい、今回の金融危機を解決するよう呼びかけている。
「チャイナネット」2008年10月10日 |