新セン地下鉄一号線車両ラインオフ式典の模様

中国企業が自主開発し、自主的知的所有権を持つ新セン地下鉄一号線の最初の車両が9月13日、湖南省株洲市でラインオフした。中国は世界最先端の地下鉄車両を独自技術で産業化を実現したことを意味している。

幅3.1メートル、最大定員2502人のこの車両は省エネで、外観も美しく、乗り心地の良さを重視している。乗客情報システムは完備しており、自動アナウンス、電子マップ、先進的なモニタリングシステム、火災探知システム、非常扉など安全面の配慮も行き届いている。

ハイテク技術に経済・社会の発展をけん引する役割を充分に発揮させ、科学研究と経済発展とが乖離している問題を解決し、国民経済発展の質と効率を一層向上させるため、中国は1998年より、ハイテク産業化を産業構造のグレードアップにおける重要な課題の1つｌとし、自主的知的所有権を持つ重要な科学技術成果の商品化と産業化の促進に力を入れてきた。

10年来、中国では情報技術関連の通信、IC、ソフトウェアなどの分野や、バイオテクノロジー関連のバイオ医薬、バイオ育種、バイオエネルギーなどの分野、新エネルギー、新材料、衛星応用などの分野で、ハイテク産業化は望ましい成果を挙げている。ハイテク産業化は人々の生活の質を高めたばかりか、中国経済の発展と技術革新をけん引する原動力ともなっている。この5年間に、中国のハイテク産業増加額は国内総生産（GDP）の2倍を上回るスピードで増大し続けている。昨年のハイテク製造業の規模は世界2位、ハイテク製品の国際市場におけるシェアは約20％に達するに至った。