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温総理がブラウン首相と電話会談 中国金融市場の安定維持に自信 |
発信時間: 2008-10-15 | チャイナネット |
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温家宝国務院総理は14日、イギリスのブラウン首相と電話会談を行い、当面の国際金融情勢について意見を交換した。 温総理は、「私たちは国際金融危機の世界経済への影響について重大な注意を払い、イギリスを含めた関係国が金融市場の安定化を図るための一連の措置を高く評価し、これらの措置が積極的な効果を発揮するよう期待している」と述べ、「この危機の教訓を真剣に総括し、バーチャル経済と実体の経済の関係や、備蓄と消費の関係、金融の革新と金融の監督や管理の関係を正しく処理すべきだ」と指摘した。 「ここ数年、中国の金融業は着実に対外開放を進めており、中国金融機関の国際金融市場への参加もある程度向上したが、依然として初期的な段階にある。この数年の改革は、中国金融のリスク制御能力を高め、この危機の中国への影響は限られたものになり、コントロール可能だろう。冷静に考え、危機意識を強め、様々な対応を積極的に講じさえすれば、私たちは中国金融市場の安定を維持する自信がある」 「この危機に対応するためには、国際社会の協力強化が必要で、中国は引き続き責任ある態度で積極的な役割を発揮したい。中国にとって今、最も重要なのは、自らの事をうまく解決することだ。私たちは柔軟かつ慎重なマクロ経済政策をとり、マクロ調整における先導性や的確さ、融通性を一層強め、経済の安定、金融の安定、資本市場の安定を維持し、経済の安定かつ比較的速い発展を促進することこそが世界に対する最大の貢献だ」 ブラウン首相も温総理の考えに賛同し以下のように述べた。 「国際社会がともに努力して世界経済の後退を防止すべきだ。当面の危機への対応については、協調を強化し全世界が共通認識に達するよう取り組み、現行の国際金融システムの問題点の克服に努め、銀行、多国籍企業、金融機関への監督や管理を強化して、世界の自信を取り戻さなければならない。国際社会は今の国際金融市場の安定化における中国の役割を、重視して積極的に評価している。イギリスは中国側との交流や協力を強化したい」 「チャイナネット」2008年9月15日 |
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