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中国自動車業界、省エネ・環境配慮型自動車の開発に転換 |
発信時間: 2008-10-15 | チャイナネット |
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市場に大量投入されるハイブリッド車 王賀武教授によると、新エネルギーを利用したさまざまなタイプの中でもガソリンと電気の混合動力源を持つハイブリッド車の技術はすでに熟しつつあり、その普及についてもその他の新エネルギー車の先をいっているという。 中国では目下、ハイブリッド車がすでに一定の市場規模を形成しており、さまざまなブランド、価格帯のハイブリッド車が消費者のニーズに応えようとしている。 最も早期のハイブリッド車は06年に市場に出回ったトヨタ・プリウスだが、価格が高すぎることなどで消費者の関心を引かなかった。奇瑞A5はわずか5万元余で目下、中国自動車市場で最も低価格のハイブリッド車であり、ハイブリッド車の普及に一役買っている。奇瑞公司は、このハイブリッド車の年間販売量を中国の自動車販売量ベスト5にランクインさせることを目標としている。 小型車以外にハイブリッド大型車も市場に出ている。今年1月11日、世界的な先進技術を具え、ユーロ5(欧州排出基準)を満たす福田汽車(トラックメーカー)のハイブリッド大型車が広州の街中を走り、正式に市場に投入され、ここに中国におけるハイブリッド大型車商品の産業化プロセスの幕が上がった。 福田汽車は、ハイブリッド大型車の販売量を2010年までに500台以上とし、2012年までに同大型車の年間生産能力を1500台にすることを計画している。 市場調査会社のTNSが今年4月初めに行ったリサーチは、中国市場においてハイブリッド車が大きな潜在力を有していることを明確に示した。 このリサーチはインターネットを通じた調査で、中国大陸部24都市1251人の自動車所有者と潜在的な自動車購入層に対して行われた。その結果、76%の潜在的な購入層がハイブリッド技術を知っており、価格が同程度ならガソリン駆動車ではなくハイブリッド車を購入したいと考えていることがわかった。 王賀武教授は、中国ハイブリッド車市場は2010年ごろには急成長期に突入するだろうと予測している。 |
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