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中国の農村改革の30年を反映する8つの流行語 (1)
発信時間: 2008-10-16 | チャイナネット

四川省成都市の農村財産権取引所(10月13日撮影)

10月13日に開業した成都農村財産権取引所は、国内で初の総合的な農村財産権取引の場である。この取引所では、土地請負経営権や農業関連知的財産権の譲渡など、農村財産権に関する情報の収集や発表、科学的な評価、専門サービスを通じて、農村財産権の合理的な移動を推進し、農村資本の秩序ある流動を実現することを目指している。

8億の農民の運命を決める中国の農村改革は、風雲の30年を歩んできた。8つの流行語は、異なった時期の農村改革が中国の農民や中国全国にもたらした変化を生々しく映し出している。

流行語1:「全面請負制(大包幹)」

「全面請負制」は、中国農民の偉大な創造であり、農村改革の画期的な出来事だ。

30年前に安徽省鳳陽県小崗村の18人の農民は、各農家が生産請負を行う「全面請負制」を実施し、その後、この「全面請負制」は全国に浸透した。1986年末までに各農家ごとの生産請負は、全国の99.8%の農家で行われている。

62歳の関友江さんは、30年前に「全面請負制」を実施した18人のうちの1人だ。関友江さんは、これは一生忘れることができない決定で、その後、小岡村や全国、ひいては世界で注目されるようになるとは思いもしなかったと話す。

農民の創造的な精神から生まれた「全面請負制」は、農村の生産力の飛躍的な向上につながり、農民を「人民公社」という硬直な体制から自由にさせた。小岡村の小さな出来事は、まさに中国の農村改革の歴史的な第一歩である「家庭生産請負責任制」の誕生を促すことになったのである。

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