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グローバル化のために甚大な代価を払い始めた中国
発信時間: 2008-10-17 | チャイナネット

龐中英 中国人民大学国際関係学教授  

政府側の多くの経済学者や国際問題専門家は数年前、中国はグローバル化の勝利者として、グローバル化がもたらした多くの利益を享受したと異口同音に表明していた。確かにそうだったが、グローバル化がもたらしたメリットだけに見るのは、一方的で単純ではないだろうか。今、中国は、グローバル化によってもたらされたかつてない大きな衝撃に直面している。

次の2つの大きな出来事は、中国とグローバル化との関係が逆転した好例で、中国が直面しなければならない厳しい挑戦でもある。

労働力と自然環境を代価に、世界の工場になった中国が輸出した中国製品は、世界各地の様々な検査や質問、ボイコットにさらされている。

先月、ドイツのベルリンで開催されたある会議に参加した際、そばにいた司会者が机に置いてある栓抜きで飲み物の瓶を開けようとした。しかしその栓抜きは使えないばかりか、折れてあやうく司会者を傷つけるところだった。司会者は栓抜きのマークを見せ、外国ブランドだが中国製だと言い、私は何も言えなかった。

第二に中国の市場経済の先輩である米国は、旧ソ連が解体した20年後、大きなトラブルに見舞われた。これは米国の資本主義モデルが、冷戦後の米国の学者が言ったようにパーフェクトではなく、大きな問題が存在することを示した。

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