中国保険監督管理委員会(保監会)の周礼延副主席は19日、1979年の保険業務再開以来の保険業の資産規模がすでに3兆元を上回り、保険会社の数は110以上、従業員数は200万人を超え、今年の国内保険会社の年間保険掛金総収入が1兆元を突破する見通しを示した。
これは周礼延副主席が、中国人民保険集団改革・開放30周年発展成果の写真展開幕式と、中国人民保険集団創設59周年祝賀式に出席した際に述べたもの。
データでは、1980年の中国全国の保険掛金収入は4億6000万元だったが、2007年には7035億7600万に急増し、年平均の伸び率は約30%だった。また今年の1月から8月の全国の保険掛金収入は、前年同期比52.24%増の7133億9900万元で、すでに昨年の1年間の収入を上回っている。この伸び率が維持されれば、今年の年間保険掛金収入は、1兆元の大台を突破するだろう。
現在、保険掛金収入の面で中国人民保険集団は中国生命保険についで国内2位で、傘下の中国人民保険財産保険は香港上場の上場企業。人民保険集団は既定の計画に基づいてグループの再編や制度改革を行っており、来年に時期を見計らってグループ全体を上場する目標を掲げている。
「チャイナネット」2008年10月20日 |