第4回中米鉄鋼対話が23日と24日、北京で行なわれた。
中国は対話の中で、「中国は世界最大の鉄鋼生産国ならびに消費国として、省エネと排出削減に力を尽くすとともに、世界各国との交流・協力を重視し、世界鋼材市場のバランスの維持に注意している。中国の鉄鋼企業は公平な市場環境の下で国外企業と競争しているが、政府の補助金はなく、多くの措置を講じて鋼材の輸出を抑制している。中国は、アメリカが対話を通じて中国の鉄鋼業界への理解を深め、中国の鉄鋼製品に対する貿易救済措置の乱用を避けるうえで、事件の審理と採決がWTOの規則に符合することを保証するよう希望する」と述べた。
中米双方はいずれも、「今回の対話は成功し、効果のあるものだった。双方が今後も業界の交流・協力を強化し、金融危機がもたらした問題に対応するよう望んでいる」と述べた。
今回の対話には、中国代表団として中国商務省、工業・情報化省、中国鋼鉄工業協会、中国五金鉱産輸出入商会、および関係企業が、アメリカ代表団としてアメリカ通商代表部、アメリカ商務省、アメリカ鉄鋼業界の代表が参加し、鉄鋼業界の市場状況や金融危機が鉄鋼業にもたらした影響、省エネと環境保護などについて協議した。
「中国国際放送局 日本語部」より2008年10月25日 |