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現地農民にとって最も有難い存在・竜湾農村合作銀行 |
(1)年間利潤1億元
中国共産党中央はこのほど、「農村改革の発展推進における若干の重大問題に関する決定」を発表した。同決定において、農村の小規模金融組織が金融機関から資金を借り入れることと、十分な条件を備えた農民専門協同組合が信用協力業務を展開することが認められた。また、農村金融が現在農村経済の核心であることから、現代農村金融システムを構築する必要性も指摘された。では、農村における金融組織の発展プロセスで生じる実際的な問題とはどのようなものだろうか?温州モデルを例に採り上げてみた。「広州日報」が伝えた。
温州竜湾農村合作銀行は2005年6月創立、出資した株主4639人のうち4千人近くを農民が占める。同行の2007年貸付額は約40億元金、うち60%以上が農民への貸付で、利潤は1億1200万元に達した。株式を購入して資本参加する農村合作銀行は、温州で最も人気が高い投資方法となっている。
浙江は2003年に全国に先駆け、農村信用社の農村合作銀行への改革モデル省となった。改革によって誕生した同省の多くの農村合作銀行はこれまでに、農家への小額信用貸付や連帯保証貸付を行ってきた。
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