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上海金融招聘団、ウォール街で大規模な人材誘致
発信時間: 2008-11-07 | チャイナネット
 上海市政府と一部の全国的金融機関および市内金融機関で構成された「海外金融人材招聘団」が、今月中にも米国のウォール街や英国のロンドン金融市場などを訪れ、金融のプロフェッショナル約130人を募集する予定だ。「上海証券報」が伝えた。

 中国共産党上海市金融工作委員会がこのほど発表した募集計画によると、今回募集するのは、リスク管理・コントロール、資産管理、商品開発、ファンドマネジメント、業界研究、金融工学、金融派生商品(デリバティブ)、年金委託業務など15業務の専門家で、いずれも上海市で現在不足しているミドル~ハイエンドの金融プロフェッショナルだ。

 世界の金融プロの導入は、上海国際金融センターの設立に向けた重要なポイントであり、上海市の「金融力」を押し上げるための重要な措置だ。今年の中頃より、上海市は金融プロを対象とした各種の政策措置を相次いで打ち出している。またこのたびの米国の低所得者向け(サブプライム)住宅ローンの焦げ付き問題を受けて、ウォール街では多くの金融機関が経営困難に陥り、大量のリストラが行われた。こうしたことが、金融のプロをすぐに大量に必要とする上海にチャンスをもたらしたといえる。

 「人民網日本語版」2008年11月7日
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