中国人民銀行（中央銀行）が17日発表した、2008年第3四半期（7～9月）の「中国通貨政策執行報告」によると、同行は今後6つの措置を取って、内需拡大を積極的にはかるとともに、経済成長に対する金融のサポート力強化に努める方針だ。

　6措置の内容は次の通り。

　（１）情勢の変化に応じて、経済・金融の安定的な運営を保障するための各種対応マ
ニュアルをタイミングよく発動する。

　（２）金融システムにおいて充分な流動性を確保し、金融機関が流動性を確保するよ
うタイミングよく支援策を打ち出す。

　（３）資金貸付総額の緩やかな増加を促し、経済成長に対する銀行ローンの支援力を
強化する。

　（４）窓口指導と政策的指導を強化し、資金貸付構造の最適化に努める。

　（５）債券市場の資金貸付機能をさらに発揮させ、企業の資金調達ルートを拡大す
る。

　（６）国際経済・金融情勢と資本の流動性に対するモニタリングや分析を強化する。
対外投資リスクの提示や監督管理を強化する。

　「人民網日本語版」2008年11月18日