交通運輸部計画司の李興華副司長は11月25日の記者会見で、来年、1兆元投資の実現を目指していることを明らかにした。

交通運輸部門のこの1兆元投資計画は、主に道路、沿海の港湾、内陸河川の港湾や航路、交通運輸中枢などの付属施設の建設だ。

交通運輸部は1兆元という巨額な投資を完成させるために、さまざまな措置を採用して中央と地方の資金投入を増やし、銀行の貸付を利用することも考えている。

国の資金源は、主に交通運輸部管理下の交通建設基金や車両購入税によるもので、それからは2010年までに、財政予算の編成や国債発行を行い、交通分野のインフラ整備へのサポートを重点的に考慮する。

そのほかにも政府の内需拡大策に呼応して、地方交通運輸部門も実施計画の作成を始めている。地方の内需拡大支持に関する一連の措置も講じられ、資金投入能力は一層、強まると見られる。

総額1兆元投資の具体的な用途については、高速道路への投資が最も多く、4000億元から5000億元で、農村道路の建設には2000億元、沿岸の港湾建設は700億元、河川港湾や航路建設は200億元前後を見込んでいる。

「チャイナネット」2008年11月26日