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最近の北京自動車市場をみると、東風ホンダ社製のスポーツ用多目的車(SUV)「CR-V」の価格つり上げ幅が大きく縮小したことが注目される。販売スタート初期には5万元、先頃には1~2万元ほどの価格つり上げがみられたが、現在では現金で6千元を支払うか、または販売店で1万2千元分の内装オプションを購入するというレベルに落ち着いている。「北京商報」が伝えた。
東風ホンダにとって、CR-Vの発売は販売ルート独立後の加速度的発展に向けた一種の「強壮剤」だといえる。2007年4月18日の発売開始後、CR-Vの月間販売台数は瞬く間に4千台を突破し、SUVの販売台数でトップに立った。今年はさらに6千台を突破している。発売開始当初は生産力が追いつかず、ディーラーの中には5万元の価格つり上げを行って販売する所も出てきた。定価25万2800元・排気量2.4リットルのデラックスタイプに、全地球測位システム(GPSシステム)など5万元分のオプションを搭載して販売するというやり方だ。ある業界関係者は「SUVは機能性と乗車時の快適さで人
気を集めている。現在あるSUVの中で、CR-Vと直接競争するような車種は見あたらない。価格20万元台のSUVとしては韓国・起亜自動車の『獅ホウ』があるが、ブランドイメージからいえばホンダに軍配が上がる。こうしたことが、CR-Vの価格つり上げをもたらした主な原因だ」と話す。
*ホウ:「足偏」に「包」
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