国家発展改革委員会の張平・主任は27日、国務院新聞弁公室の記者会見で中央電視台(CCTV)の記者の質問に対し、中央政府の追加投資1000億元の使い道となるプロジェクトがほぼ決まり、すでに下達された計画は40%にのぼることを明らかにした。
張主任によると、今回の世界金融危機が中国の経済発展に与える影響は勢いが激しく、変化が早く、程度も大きい。中央政府はこれに対処するため、「素早い着手、強力な対処、正確な措置、実務的な行動」をはっきりと求めた。「素早い着手」が強調されたのは、できるだけ早い措置によってできるだけ早い効果が得られるからだ。中央政府は、この1000億元の投資が内需拡大の措置としての役割を発揮し、経済成長を引っ張る効果をできるだけ早く上げることを希望している。
張主任によると、発展改革委は関連部門と関連団体、関連する省・市・区と共に、第11次5カ年計画(2006-10年)で規定されたプロジェクトと、すでに事前準備が整ったプロジェクトの中から、1000億元の投資先となるいくつかのプロジェクトを選び出した。各部門の協力と努力の下、1000億元の投資先となるプロジェクトはこれまでにほぼ決定され、そのうち40%はすでに正式に下達されている。
「人民網日本語版」2008年11月27日
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