環境保護部の呉暁青副部長が28日述べたところによると、当今の経済情勢に効果的に対処するため、環境保護部は環境評価に基づく7つの承諾事項の履行に真剣に努力しており、中央政府の政策措置を通じて内需拡大につながる建設プロジェクトに迅速な支持を与えている。こうした動きを通じて、内需拡大のためのグリーン通路を構築していく。またエネルギー消費量や汚染物質排出量が多く、資源消費型の「両高一資」建設プロジェクトを厳格に取り締まり、経済発展のバランスを高める方針だという。
呉副部長によると、中央政府は内需拡大と経済成長促進に向けて10項目の措置を打ち出し、環境保護部は各地域と企業から提出された環境評価報告を集中的に整理した。この報告では、受理にかかる時間を短縮し、作業プロセスを簡便にし、審議の速度を速めるために、分類審査などの方法が採用され、手続きにかかる時間が一層短縮されている。
同部は先月26日から28日にかけて、相次いで2つの専門テーマ会議を開催し、プロジェクトの環境評価文書93件を審査・承認し、これにより総投資額約2600億元のプロジェクトの実施が決まった。
審査効率の向上と同時に、エネルギー消費量と汚染物質排出量の大きいプロジェクトが厳格に排除され、産業構造の調整と遅れた生産設備の淘汰が推進された。同部は最近、化学工業と火力発電所の計6件のプロジェクトの審査を一時停止し、これにより総額394億元のプロジェクトが宙に浮いた形になった。
「人民網日本語版」2008年12月1日
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