中国共産党広西チワン族自治区の党委員会書記である郭声琨氏は2日、北部湾(トンキン湾)経済区の開発がすでに国家発展戦略に上昇しており、北部湾経済区開発計画の全面的実施がすでに始まったと明らかにした。
国務院新聞弁公室が主催する記者会見で郭声琨氏は、北部湾経済区の開発や開放を加速させることは、中国が実施している重要戦略であり、広西チワン族自治区の百年の大計に関わっているだけでなく、中国・ASEAN自由貿易区の建設や中国の対周辺国戦略の推進、中国の南西、西部地域の開発や発展をけん引する上で重要な意義を持つと強調した。北部湾経済区発展計画は今年1月に批准されている。
郭声琨氏が明らかにしたところによると、自治区の同計画に関する『広西北部湾経済区発展計画の全面的実施について』の決定が下され、今後一連の優遇政策が続々と登場し、広西チワン族自治区は有力な措置を採って、北部湾経済区建設を全面的に推進する。
現在、広西チワン族自治区は、産業郡の育成に力を入れ、石油化学工業、電子、新材料、鉄鋼、製紙、エネルギーなどの分野におけるいくつかの重要プロジェクトの建設を加速させている。また交通を優先的に発展させ、エネルギーや水利、都市インフラ施設関連の建設を強化している。
地域一体化推進の視点から、経済区の市場システムや土地管理体制、金融革新などの関連総合改革も進んでおり、北部湾経済区を基盤に、多地域間協力でより多くの資源を獲得する。
「チャイナネット」2008年12月3日 |