3日に広州で開催された「中国動画(アニメーション)学会2008年年次総会」において、国産アニメーションはここ数年、生産量、芸術面での質、制作技術、放映効果、市場環境、産業構造、教育教学など各分野で急成長を遂げ、今年の国産アニメ生産量は12万分間を超える見通しであることが明らかになった。
統計データによると、国内のアニメ・漫画制作会社は現在5473社あり、2003年に1万2千分間だった国産アニメ生産量は、2007年には10万分間に増加、更に今年は12万分間を上回る見通し。年間わずか1、2本だった国産アニメ映画の製作本数も、今では年間約10本に増えた。アニメ・漫画教育の発展ぶりはさらに目覚ましく、全国でアニメ・漫画専攻を設置している大学・専門学校は、2005年の237校から2007年には447校に増えた。アニメ・漫画専攻に在籍する学生は50万人に達し、その数は米国・日本などアニメ・漫画先進国をはるかに上回っている。しかし、中国製アニメには、オリジナル性に欠けるという弱点がある。
文化部文化市場司の庹祖海・副司長は、「政府は業界のリーダー企業を重点的に支援し、アニメ・漫画産業計画およびアニメ・漫画プラットフォームの構築に力を入れ、オリジナリティの育成を進める方針だ」と語る。また、オリジナリティとマーケティング方面に秀でた高級人材の育成に努め、国際交流をいっそう促進し、市場環境を浄化し、国家級「オリジナルアニメ・漫画コンテスト」を早急に創設する計画という。
「人民網日本語版」2008年12月4日
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