国家発展改革委員会(発改委)の 張暁強副主任は4日、中米両国の第5回戦略経済対話で、エネルギーと環境協力分野で5項目の具体的な成果があったことを明らかにした。
1. 電力、クリーンウォーター、クリーン交通、クリーンな大気、森林や湿地保護の5つの課題に関する行動計画がスタートし、サブプロジェクトや段階別のロードマップの作成が完了した。
2. エネルギーの効率的利用を両国のエネルギーと環境10年協力の6番目の課題とすることで合意した。
3. 10年協力枠組みでのエコパートナーシップ関係計画枠組文書について一致し、胡錦涛主席の特別代表である王岐山国務院副総理とブッシュ大統領の特別代表であるポールソン米財務長官が両国政府を代表して文書に調印する。
4. 中国発改委、米国貿易発展署、両国の輸出入発展銀行は、共同で多種の措置を採り、エネルギー協力10年計画をサポートする関連のメモランダム・オブ・ アンダースタンディングに調印する。
5. 10年協力合同作業グループ及び関連地方政府と機関の共同努力により、中米7組のエコパートナーが協力合意に達し、当日に協力合意書に調印した。その中には、中国華東師範大学と米国テュレーン大学による湿地保護に関する研究や、中国大連港と米国シアトル港とのエココンテナ港の建設協力、中国重慶市と米国デンバー市および米国フォード自動車による、都市部用の電動やハイブリッドエコ車に関する協力が含まれている。
中米両国は今年6月、ワシントンで開催した第4回戦略経済対話で『エネルギー・環境協力10年枠組み合意』に調印し、電力、クリーンウォーター、クリーン交通、クリーンな大気、森林と湿地保護の5つを、10年協力における優先課題に決めた。今回の対話では、これらについての詰めの協議を行う。
「チャイナネット」2008年12月5日