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温州市、約30%の外国貿易企業の輸出はマイナス
発信時間: 2008-12-05 | チャイナネット

温州市の陳宏峰副市長

中国国務院新聞弁公室は浙江省温州市で12月5日、改革開放30周年の取材イベント記者会見を開催し、温州市の陳宏峰副市長は、温州市の経済発展状況を紹介し、記者の質問に以下のように答えた。

「温州市は国際化のレベルがとても高い都市であり、国際経済貿易とも関連が非常に強いため、金融危機の温州市経済への影響は非常に大きい。温州市は国内のほかの都市に比べ、早い時期に影響が始まりその範囲も広く、温州市の約3割の外国貿易企業の輸出がマイナス成長だった。1月から10月の輸出と輸入は、去年の同期に比べそれぞれ7.9%と14%減少している」

「世界の約80カ国や地域に、約60万人の温州人が住んでいる。温州市は世界の約190の国や地域と経済貿易を行っており、外国貿易の依存度は43%、GDPの貢献率は8%で、世界68カ国、498の機関がある。温州市が輸出する製品で、靴類は中国全体の26%を占め、世界では8%、金属ライターは世界の90%で、低圧電気器具とメガネは中国総生産量の50%にも上る」

「国際金融危機は挑戦でありチャンスだと考えている。温州市は日常消費品の輸出が主で、世界が金融危機に見舞われている中、温州の製品が国際市場に入ることで、世界各国の金融危機に抵抗する能力を高めるだろう。また中央政府の政策を徹底的に実行し、企業の負担を減軽して構造調整を進め、自主的な刷新を行わなければならない」

「チャイナネット」2008年12月5日

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