『中国経営報』の報道によると、赤字総額2800億元の2009年財政予算案がすでに財政部から国務院に送られ、この予算案は今年の中央経済会議でも討論されるという。この赤字規模は2008年に比べて1000億元多い。

財政赤字予算の大部分は様々な基金、例えば中央予算調節安定基金や社会保障基金などへの資金投入となる。財政部財政科学研究所の賈康所長は、2009年の財政赤字は大幅に上昇するが、安全性の面では問題はないと指摘する。

しかし財政部は、来年の財政収支に対して大きな圧力を感じており、これは明らかに財政収入伸び率の低下にある。今年の中国の財政収入は、世界金融危機の中でも24%の増加幅に達しているが、来年の財政収入の伸び率は約20%と予測されている。

「チャイナネット」2008年12月9日