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金融危機は青年層の起業に好機 企業経営者
発信時間: 2008-12-09 | チャイナネット

聯想持ち株有限公司の柳伝志総裁や阿里巴巴董事局の馬雲主席をはじめとする中国の企業経営者は8日、北京で行われた「2008年創業英雄会??青年層起業の新たなモデルを追求」に出席した。同会は、優れた業績を上げた青年企業家を顕彰し、起業の促進をはかるもので、中央電視台の経済番組と中国青年創業国際計画とが共同開催した。出席した起業経営者たちは、現在の国際金融危機は青年層の起業にとっては好機であるとの見方を示した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。

柳総裁は次のように述べた。

現在の危機は青年層の起業にとっては最大の好機だ。中国の輸出は海外で大きな制約を受けているが、国内にはなお潜在力の大きな大量の需要があり、中国は引き続き相当な経済力を備えている。現在、国は財政や税金の面で次々に優遇措置を打ち出しており、青年層にとって起業が最善の選択肢になる。国民生活の改善や雇用問題の解決にとっても意義がある。

馬主席は次のように述べた。

人類の社会がグローバル化された商業社会という段階に入るためには、発展の痛みに直面しなくてはならない。中国は今後10年間にグローバル化で最も多くチャンスを得る国であり、100年に一度の危機的状況にあって起業することに、最も大きな意義がある。

新希望集団の劉永好董事長は次のように述べた、

中国の内需拡大にはなお多くのチャンスがある。40歳前後の出稼ぎ農民労働者が大量に帰郷し、彼らは一定の資金力を備えている。農村には引き続き改善を必要とする点が多くあり、これが多くの雇用機会をもたらす。出稼ぎ農民労働者は今後、現代化された牧畜業の担い手になっていく。

「人民網日本語版」2008年12月9日

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