中国工業情報部の李毅中部長は12日、北京で、「世界的な金融危機や経済後退の影響で、中国の工業経済情勢は厳しくなっている」と強調した。

これは、この日国務院新聞弁公室が主催した記者会見で述べたものだ。工業情報部の李毅中部長は、「今年の下半期に入ってから、国内の工業成長が著しく鈍化し、下向きの傾向が強く見られる。経営難に陥る企業が増え、生産高が落ちたり、在庫が増えたりしているようで、特に受注の減少が明確になっている。国際市場で工業製品の価格が不安定になっている影響を受けて、鋼鉄、有色金属、石油化学などの業界では、損失が出ている。製品の値下げ幅は最高7割に達している」と述べた。

「中国国際放送局　日本語部」より　2008年12月12日