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国務院、シノペック今年最大の海外買収案を承認
発信時間: 2008-12-16 | チャイナネット

中国石油化学集団(シノペック)の今年最大の海外買収(M&A)案が15日、国務院の承認を得た。シノペック側によると、買収相手企業はカナダの石油会社タンガニーカ社(TYK)で、買収額は約130億元(約1900億円)に上る。

タンガニーカ社はシリアに石油資源を持つカナダの石油会社で、年間原油生産量は約83万トン。2006年の売上高は2049万ドル、2007年は3591万ドルで、純利益はそれぞれマイナス1631万ドル、マイナス2197.2万ドルと赤字経営が続いていた。

タンガニーカ社のギドリー最高経営責任者は9月、シノペックの買収は自社にとってプラスとなり、株主にとっても利益になると語っている。

シノペックのこの買収は、傘下の中国石油化学集団国際石油探査有限会(SIPC)を通じて行われている。買収に関する交渉は今年3月に正式にスタートし、8月に1株31.5カナダドルの買収価格を提示し、競合他社に勝って買収合意に達した。

最近、ペトロチャイナ(中国石油天然気集団)とシノペックの海外買収が相次いでいる。ペトロチャイナは外資系協力パートナーと共同で、オーストラリア3番目の石油会社サントスと、カナダの石油企業ベレネックス・エネルギーに対して買収提案を提示しているという。

「チャイナネット」2008年12月16日

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